2/20のBlogで発表がありました。
Hierarchical Address Book now available in Office 365 too
http://blogs.technet.com/b/exchange/archive/2014/02/20/hierarchical-address-book-now-available-in-office-365-too.aspx
やり方はオンプレミスと同じとの事。
同期対象(DirSync?) にはなってないので、近い将来まで待ってね。
今現在は Outlook 2010 / Outlook 2013 のみ対応だよ。今現在は。。。
という事なので、試してみました。
階層型アドレス帳を有効または無効にする
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ff607473(v=exchg.150).aspx
HAB(Hierarchical Address Book = 階層型アドレス帳)は、PowerShellでしか設定できないので、Exchange Online へ PowerShell で接続します。接続方法は こちら をご覧ください。
オンプレミスの場合、"HAB"というOUを作成するように書かれてますが、オンラインなので OU を変更する事は出来ない為、そのまま手順を進めます。
まずは、ルート配布グループ の作成。もろもろは適宜変更してください。
New-DistributionGroup -Name "Contoso,Ltd" -DisplayName "Contoso,Ltd" -Alias "ContosoRoot" -Type "Distribution"
※ "OrganizationalUnit" と "SamAccountName" は省略可能なようです
※ Type は "メールが有効なセキュリティグループ" (-Type Security) でも可能です
作成したグループを HAB のルート組織として指定します。
Set-OrganizationConfig -HierarchicalAddressBookRoot "Contoso,Ltd"
必要な階層 (部署名 等) 分の配布グループ (メールが有効なセキュリティグループでも可) を作成します。
作成したグループを "階層型グループ" として指定します。
Set-Group -Identity "Contoso,Ltd" -IsHierarchicalGroup $true
※ ↑このように最初に作成したルート配布グループにも設定するのを忘れずに
※ 階層にする全てのグループに対して設定します
作成したグループを、上位のグループのメンバー(ネスト)に設定します。
Add-DistributionGroupMember -Identity "ContosoRoot" -Member "CorporateOffice"
最終的に、グループのメンバーにユーザーを追加します。
Add-DistributionGroupMember -Identity "CorporateOffice" -Member "田中 太郎"
-SeniorityIndex を使用する事で、グループ内の表示順序を並び替える事も可能です。
設定が完了したら Outlook 2010 か Outlook 2013 で階層型アドレス帳が有効になって、意図した階層になっているかを確認します。設定が反映されていない場合は、オフラインアドレス帳を更新するなどを試してみてください。
とりあえず、Outlook 2010 / Outlook 2013 でオンプレミスとの大きな差が1つ解消されました。
Outlook Web App (OWA) でも階層型アドレス帳が使えるようになる日は来るのでしょうかねぇ~
0 件のコメント:
コメントを投稿