Office 365 では、ユーザーのパスワードの変更は 90日 単位で行うポリシーとなっており、これまでは変更できませんでした。
これが、どうやら2012年8月のUpdateでカスタマイズ可能になっているようです。
Windows PowerShell 用 Microsoft Online Services モジュール を起動して、PowerShell で Office 365 / テナント に接続(Connect-MsolService)すると、Set-MsolPasswordPolicy というコマンドが使えるようになっています。
どうやら、すでにすべてのテナントで使用かのうなコマンドのようで、このコマンドを使うことで、ユーザーのパスワードの変更期限 / 有効期限が切れる前の通知期間 を、ユーザーのドメイン(ログインで使うアカウントの@以降)単位で設定できるようなるようです。
Set-MolPasswordPolicy のヘルプを参照すると↓こんな感じのようです。
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名前
Set-MsolPasswordPolicy
概要
指定したドメインまたはテナント内のすべてのドメインのパスワード通知期間およ
びパスワード有効期間に関連付けられた値を設定します。
構文
Set-MsolPasswordPolicy -DomainName <string> -NotificationDays <int> -ValidityPeriod
<int> [<CommonParameters>]
説明
Set-MsolPasswordPolicy コマンドレットは、指定されたドメインまたはテナントの
パスワード ポリシーを更新するために使用できます。パスワードの変更が必要にな
るまでの有効期限を示す期間と、パスワードの有効期限が近づいていることをユー
ザーに知らせる最初の通知を期限の何日前に発行するかを指定する日数の 2 つの設
定が必要です。
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-ValidityPeriod が パスワードの有効期間の設定のようです。
-NotificationDays が パスワードの期限切れを通知する前の日数の設定のようです。
# -NotificationDays は、8月のUpdateのOutlookでもパスワードの期限切れ通知が行われる
# ようになったのに関連したものかと思われます。
ちなみに、コマンド名で検索してみると↓こんなKBも出されていました。
Office 365 で Set-MsolPasswordPolicy コマンドレットを実行する際に、"Unable to complete this action" (このアクションを完了できません) というエラー メッセージが表示される
http://support.microsoft.com/kb/2723716/ja
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