2012/03/06

Office 365: ソフトマッチがいつのまにかサポートされてた?

社内に Active Directory がある環境で Office 365 を導入する際の話です。

一部のユーザーを先行導入や試験導入する為、本番の会社(AD)のドメイン名を使って試用する場合があります。その場合、該当するユーザーは手動でオンラインにIDを作成します。

その後、本格的に導入をする場合、ADのユーザーを使ってオンラインIDを作成する為、ディレクトリ同期ツールを使用する事になります。

# 通常、オンラインID と 同期ツールで同期された 同期ユーザーID は別として扱われる為、
# 本来は別ユーザーとして同期ツールによってIDが作成されるはず・・・・

その際に先行してオンラインにIDが作成されているユーザーが存在する場合に、ディレクトリ同期ツールを実行すると、先行して作成されているユーザーのメールアドレス(PrimaryMailAddress)がADのメールアドレス(PrimaryMailAddress)と同じ場合、自動的に同じユーザーとみなされて(マッチング)、IDの統合が行われます。これを ソフトマッチ と呼んでるそうです。

要は、とても賢い機能で、これで本番の会社ドメインを使って先行導入して、後でディレクトリ同期ツールを使っても、先行導入のユーザーは同じオンラインIDとパスワードで、先行導入で使い始めていた環境を使い続ける事が可能になる訳です。

しかし、この方法、いろいろな Blog や フォーラム では Microsoft のサポート外の方法だったそうで(なら、そんな機能つけんなよって感じですが) これまでは自己責任で使う必要がありました。

しかし、こっそりと↓こんなKBがリリースされてました。

How to use SMTP matching to match on-premises user accounts to Office 365 user accounts for Directory Synchronization
http://support.microsoft.com/kb/2641663/en-us

"Soft Match" ならぬ "SMTP Match" らしく、SMTP Address が同じならマッチングを行うよ・・・って事が、正式(?)に書かれているのです。

Microsoft の KB に書かれてるって事は、要はサポートするって事だと思います。

ようやくこれで、安心してソフトマッチを行うことができそうです。

# 一応、実際に実施される方は、本当にサポートしてくれるのか Microsoft さんに聞いてください。

0 件のコメント:

コメントを投稿